持ち家の固定資産税は一生払い続けるってホント?その噂を解説!
念願のマイホームを購入してから気付く人も多いのが「固定資産税」です。
毎年4月頃に各自治体から送られてくる納税通知書を見る度にため息が出るという人も多いですよね?
今回は「固定資産税はいつまで払えば良いの?」という多くの人が持つ疑問にスポットライトをあててみました。
不動産の固定資産税は一生払い続けなければいけない
結論から先に述べると、所有する不動産の固定資産税は、一生払い続ける必要があります。
土地の固定資産税が課税されている人は、現状一生支払い続けなければいけないと言われています。
唯一、固定資産税の支払い義務がなくなるのが「土地に価値がなくなった時」のみです。
災害等で所有している土地の価格が0円になれば、土地の固定資産税を支払う義務がなくなります。
残念ながら、そんな事は滅多に起きる事はないので、ほぼ全ての人は固定資産税と上手に付き合っていく必要があります。
土地の固定資産税
固定資産税は「土地」と「建物(家屋)」の2つに分けられます。
ごく稀に土地を持っているけど、固定資産税を課税されないといったケースがあります。
そのほとんどは課税標準額の合計が30万円に満たないケースばかりです。
そのような条件を満たすのは、山奥の一部といった土地自体に価値がないといった特殊な場合のみとなります。
一般的な住宅で暮らす場合は、課税標準額が30万円を下回る事がほとんどないので、やはり固定資産税は支払わなければいけません。
ちなみに、課税標準額の30万円は「土地を売る時の価格」が目安となります。
建物(家屋)の固定資産税
もちろん、土地だけではなく「建物(家屋)」も課税対象となります。
建物の固定資産税は、当該の建物が「建物としての役目を終えるまで」一生払い続けなければいけません。
要するに、少しでも暮らせる状態であれば、固定資産税は発生するという事です。
また、建物の固定資産税は「年数が経つと下がる」といった特徴があります。
いつしか建物の固定資産税が0円になると誤解している人も多くいますが、残念ながら下がるのは「新築時の20%」までとなっています。
どれだけ経年劣化が進んでも、建物が使える限りは固定資産税を支払う義務が生じます。
まとめ
今回は、持ち家の固定資産税について簡単に解説しました。
残念ながら、土地・建物のどちらも一生払い続ける必要があります。
マイホームを購入する際は、購入後に発生する毎年の固定資産税についてもしっかりと理解しておきましょう。